旋盤ZL15Sの写真
HOME > 真鍮やステンレスなど金属の曲げ加工について。更新日:2019年10月30日

弊社では主力の旋盤加工などの機械加工に加えて、真鍮やステンレスの線材、丸棒材、パイプ材の曲げ加工も行っております。

曲げ加工でも力のいる工作機械での曲げは外注となりますが、弊社社長の身内が営んでいる曲げ工場に日々依頼しておりますので、工賃は格安なハズです。(笑)

こちらのページでは、そんな、真鍮、ステンレス等の曲げ加工に注目して、少しご説明させていただきたいと思います。


曲げ、ベンダー加工(真鍮 ステンレス)

曲げ加工とは。

こちらの写真は、弊社が頻繁に製造している曲げ加工が必要な製品類になります。

旋盤の全体像の写真 金属の曲げ加工とは、真鍮などの丸棒材(長く細い材料)をベンダーという機械で曲げる加工のことを意味します。

弊社では、主に建築金物、家具金物に利用されるハンドルや取っ手、タオル掛け、ネクタイ掛けやワイングラスラック等を、曲げ加工によって製作しております。

また、ただ曲げるだけではなく、旋盤加工を施したものを曲げたり、溶接やロー付けが必要な製品も対応しております。

弊社は元来、建築金物、家具金物等の「キズがあったらダメ!」という分野が本業ですので、傷がつきやすいと言われる曲げ加工においても、他者様のように傷だらけになることはありません。そのあたりは非常にうるさい会社と品質です。


真鍮丸棒材の曲げ ベンダー

旋盤の内部で真鍮の切削加工をしている写真 こちらは、真鍮のパイプ材を90°に曲げたハンドルです。少し太めで、病院等の引き戸で見かける感じです。

真鍮の場合は、旋盤切削用の材料ではなく、曲げ専用の材料にて加工しております。

また、90°まで曲げると、カーブの内側にシワが発生することがありますので、ベンダーの力加減等、長年の経験を活かした加工法で良い製品を製作しております。

曲げ加工を行った後は、さらに穴開け、ネジきり、仕上げの研磨、メッキ、塗装も常時行っております。


ステンレス丸棒材の曲げ ベンダー

旋盤の内部で真鍮の切削加工をしている写真 こちらは、ステンレスの丸棒材を曲げた長いハンドルです。ステンレスは曲げるには硬い金属ですので、力のあるベンダーにて曲げ加工を行っております。

先ほどの真鍮と同様、曲げ加工後のさまざまな後処理も行っております。研磨は、鏡面か、ヘアラインの品物が多いです。



ゆるやかなカーブの曲げ ベンダー

旋盤の内部で真鍮の切削加工をしている写真 こちらは、真鍮丸棒材に楕円状にゆるやかに曲げ加工を施し、先端部はマシニングで加工しているハンドル。お得意様の品物で、家具金物としてよく利用されています。

ご希望があれば、おおよその曲げ加工なら対応できます。線材でも、丸棒材でも、パイプ材でも大丈夫です。



プレスを使用した曲げ ベンダー

旋盤の内部で真鍮の切削加工をしている写真 こちらは、こちらは真鍮製で、ワイングラスを逆さまに引っ掛けて収納するグラスラックです。お得意様の品物で、よく飲食店で見かけるタイプです。

この線材の浅い曲げ部分は、プレスにて曲げ加工を行っております。プレスだとキズが付きそうと想像してしまいがちですが、弊社のプレスの扱いですとキズなどは付きません。

また、長方形の座金、板材の部分の穴明け等もプレスでこなしています。