NC旋盤ZL-15Sの写真

更新日:2020年2月15日

1.ごあいさつ・事業内容

1-1.建築金物 家具金物 機械部品などを製作しております。

工場の全風景の写真

有限会社 新紀工業(しんきこうぎょう)のホームページをご訪問してくださり、誠にありがとうございます。

弊社は、昭和28年に先代社長が「建築物や家具に使用される建築金物・家具金物の製造工場、金属加工工場」として「新井製作所」を開設したのが始まりでございまして、「有限会社 新紀工業」は、その金属加工技術を受け継いだ弊社社長が興した会社です。

現在は、大阪府八尾市にて、真鍮やステンレスSUS303、アルミ製の家具金物や建築金物、装飾金物、DIY金物、楽器関連部品、工業部品、機械部品、その他様々な製品を、自社工場にて製造しており、特にNC旋盤という工作機械を用いた金属加工による製造を得意としております。

また、機械加工にて製作した製品は、そのままの状態(真鍮なら加工後の真鍮生地として)でも出荷しておりますが、建築金物・家具金物など「完成品」として出荷する場合は、研磨、メッキ、塗装処理などを施し、部品モノならば組立て、その後の梱包箱詰めまで一環して行っております。
(アンティーク風、レトロ風の家具や建築物に利用するために生地の状態でほしいというお客様もいらっしゃいます。)

そのようにして弊社で製作された製品の中で、建築金物・家具金物・建具の場合は、家具金物メーカー、建築金物メーカー様や個人デザイナー様等を通して、某大手ハウスメーカー、インテリア家具メーカー、工務店、ホームセンター様へ届き、皆様のご自宅や、店舗、ビル、学校、ホテル、公共施設、道路、等、様々な建築物、構造物で使用されています。

家族ぐるみのまだまだ小さい会社、製造工場ではありますが、それ故の小回り、機動力を活かし、他社とは異なるこだわりを持って、よりよい製品作りに取り組んでおります。

1-2.キズどころか指紋すらつかない旋盤加工、熟練の研磨加工が自慢です。

弊社は元来、大阪府にて、「人が手で直接触れ、また人の目に直接映るような場面」に使用される製品を数多く製造しておりますので、キズ打痕や表面仕上げなどには非常に気を遣っており、その品質にはこだわりがあります!

(※その部分が、他の機械部品等をメインとして製造する金属加工業者様との違いでもあります。品物を図面通りに製作することも、もちろん大切。しかしながら弊社の場合は、それプラス、旋盤等で製作した金属表面の品質、金属本来の輝き、建築金物・家具金物なら研磨やメッキの輝き、それらにこだわっております。)

・質の高い、真鍮やステンレスの金属加工工場をお探しの方。

・表面研磨からメッキ、塗装、組み立て梱包、完成品まで一貫して行う工場をお探しの方。

・他社様との取引で「安くてサンプルは綺麗だったのに、品物を依頼してみたらキズやメッキ不良、塗装不良だらけじゃないか・・。おまけに納期も間に合っていない」とお悩みの方。
※サンプルというのは、どこの業者でも「これサンプルやから普段よりきれいになっ!」ですので、わりときれいです。実際よく聞くフレーズです。

・不良品の状態を申し入れても、「えっ、みんなこんなもんでっせ?」と軽くあしらわれた方。
※これもよく聞きますし、私自身が過去に出入りしていた業者に言われたことも多々あります。


「結局のところ、安心して任せられる業者がいい。そうすれば余力を違う方向へ向けられる。どこかよい業者はないかな?」というあなた。


「安い!短納期!高品質!」・・・いやいや、言うだけなら簡単です。


このサイトの別ページにて「新紀工業は他とは違うで!」と言わんばかりの機械加工へのこだわり。表面仕上げ、熟練の研磨加工厳選されたメッキ、塗装処理を具体的に紹介させていただいておりますので、お時間が許せば是非ご覧くださり、その上で一度、弊社をご検討いただければ幸いです。

                 有限会社 新紀工業 代表取締役 新井 清


2.「建築金物」「家具金物」「装飾金物」。何が違うの?

金物とはよくいいますが、「建築」-「家具」-「装飾」という名前が付いて、何がどう違うのでしょう?
ちなみに「カナモノ」というと「お鍋とか、お玉とか」台所用品も思い浮かべますが建築業界では少し違うよう。

2-1.建築金物とは・・・。

建築金物の使用例の写真

家や建物に使用される金属製品のうち、建築物の基礎となる構造部分、屋根、水道やガスなどの配管、これら以外に使われる金属製品のことを差します。

例えば、

「建物に入るときの玄関まわり」

「廊下を歩くときの手すり」

「部屋に入るときのドアのレバー、ハンドル、引手」

このような金属製品が「建築金物」に該当し、 真鍮製、ステンレス製、鉄製など、いろいろな素材があります。

2-2.家具金物とは・・・。

家具金物の使用例の写真

名前の通り、家具に使用される金属製品です。

家の中には、タンス、クローゼット、机、本棚等、様々な家具があります。

それらには、扉を開くための取っ手、引き出しならツマミ、クローゼットの中には服をひっかけるためのハンガー掛け、ネクタイ掛け。このように家具類に使用される金属製品が「家具金物」になります。

一般的な部屋なら真鍮製のものが多く、キッチンや洗面所、トイレなどの水回り周辺には、錆びにくいステンレス製の家具金物が多く使用されています。

2-3.装飾金物とは・・・。

装飾金物の使用例の写真

読んで字のごとく、「飾る」ための金属製品です。

建築金物・家具金物のように機能的に何かの役割をはたすのではなく、
例えば・・・

「カフェに行けば、アンティークやシャビーな装飾をしておしゃれな雰囲気に。」

「ホテルに行けば鏡面に輝く真鍮研磨の飾りで高級な雰囲気に。」

そのシーンに応じたイメージを出すため金属製品といってよいと思います。

3.ものづくりの流れ。

弊社で製造する建築金物・家具金物・装飾金物・楽器関連部品などの製造工程は、下記のようになります。それぞれの工程についての詳細は、リンクにて詳細ページにジャンプします。

機械加工によって製造された品物は、研磨後、メッキ後、塗装後の3段階の厳しい検品を行い、品質の維持に努めております。

お時間が許せば、ご覧ください。


4.こんなものも作っております。

4-1. NC旋盤にて、真鍮角材を切削した家具金物部品

真鍮角材を旋盤で切削加工した製品例の写真

こちらはNC旋盤にて、長方形の真鍮材(バー材、板材)を切削した家具金物部品です。(※専用コレットを作成)

左が長い真鍮板材をブツ切りにしたもの。真ん中が旋盤で切削後の真鍮生地の状態。右が後加工をした完成品です。

完成品のメッキの種類は銀古美といって、少し青っぽいきれいな色をしており、その上からクリア塗装で仕上げています。
アンティーク風や、シャビーな家具にぴったりです。 金属材料が丸くなくても、写真のように旋盤で製作できます。

4-2.NC旋盤にて切削した、楕円形状の真鍮製建築金物部品

旋盤加工で楕円形状に切削加工した真鍮製品の写真

こちらは楕円形状の真鍮の建築金物部品です。

どうやって作るのかと申しますと、まず最初に、楕円形より少し大きめの真鍮丸棒材を旋盤で円盤状に切削し、その後、この楕円型にプレスで抜いているのです。

以前は真鍮鋳物で製作していたそうですが、形が歪になったり、きれいな品物にならなかったそうで、「新紀工業だったらきれいに作れないか?」とのお客様のご要望で考えた作り方です。

こちら、メッキの種類はホワイトブロンズ。業界では(WB).(ホワイト)と呼ばれているメッキに、仕上げはクリア塗装をを施しております。お部屋がアンティーク風でもモダン風でも合う色です。

4-3.真鍮の鏡面磨きパイプ

真鍮鏡面パイプの写真

こちらは鏡面研磨された真鍮パイプです。

こちら、長さはすべて4m。
長いまま私が研磨業者様に車で運び、磨いてもらっています。
通常在庫品で、φ10~φ50まで。
建物の手すりや、カーテンレールパイプなどの建築金物として使用されます。

また、写真は掲載できませんが、演奏家様のブランド展開にもお手伝いさせていただいていております。
弊社で作るようになってから、「音質がよくなった」と言ってもらえ、喜んでおります。

その他、レギュラー品として製造している製品は、真鍮製やステンレスSUS303製の建築・家具・装飾金物類が多いです。
スポット、単発生産は、かなりいろいろな製品を製作させていただいております。

弊社が常時、対応させていただいている金物類の製作実績一覧は以下記載のようになります。

戸当り、つまみ、ハンドル、取っ手、引手、アジャスター、タオル掛け、ネクタイ掛け、フック、房掛け、折締錠、ローレットビス、ナット、フランジ、棚ダボ受関連、転倒防止金物、ソケット類、座金類、ブラケット類、パイプ、パイプ金具関連、配線孔関連、ブースバー、ワイングラスラック、手摺関連、建具関連、カーテン関係、キッチン関係、照明関係、店舗用-陳列用(ディスプレイ用)金物関連、仏具、香炉、灯立、楽器関連部品、等々。

5.会社概要

会社名 有限会社 新紀工業
設立 2005年
事業内容 真鍮、ステンレス等のNC旋盤加工。その他金属加工全般、研磨、メッキ、塗装、箱詰めまで対応し、建築金物、家具金物、楽器関連部品、工業用部品などを製造しております。
資本金 1,000万円
代表取締役 新井 清
本社 〒581-0076 大阪府八尾市南久宝寺2-6-1
電話番号 0729-92-8653
取引銀行 大阪シティ信用金庫

6.会社沿革

昭和28年 先代社長が大阪府大阪市生野区巽にて、「新井製作所」を開設。金物等の金属加工業を営む。
昭和41年 規模拡張のため、社屋を大阪府大阪市平野区加美北に移転。「株式会社 新井製作所」に社名変更
平成17年 事業拡張のため、新たに「有限会社 新紀工業」を大阪府八尾市に設立。 現在に至る。

著者:(有)新紀工業 WEB担当 新井元紀
経歴:大阪電気通信大学制御機械工学科 2002年卒業。
大阪電気通信大学大学院博士課程 機械工学専攻 2004年修了。
精密機器スピンドル用スパイラル溝付ジャーナル軸受の研究に携わる。
修了後、同年(有)新紀工業に入社。現在に至る。

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